以下のシンポジウムに、当法人代表の五十嵐弘志が登壇します。
ぜひご参加ください。

 

公開シンポジウム「死刑を考える一日 〜絞首による死刑は残虐か?〜」

日本は、米国や韓国などと並んで、死刑制度を存置する民主主義国です。しかし、米国では、死刑を廃止または執行停止している州が過半数になろうとしています。韓国は、20年以上もの間、死刑を執行しておらず、国際的には「事実上の廃止国」と位置付けられています。ところが、日本政府は、世論調査の8割が死刑を支持していることを理由に存置の姿勢を崩していません。国会は、死刑について議論しようとすらしません。今年7月にも再審請求中の死刑確定者の刑が執行されました。執行方法は未だに絞首刑です。
死刑は、人権の核である人の生命を奪う刑罰です。文明社会においては消えていく運命にある刑罰です。世界は、死刑を廃止するためにさまざまな努力をしています。わたしたちは、何かしているでしょうか。
今回のシンポジウムでは、死刑問題にかかわってきた、元刑務官、ジャーナリスト、弁護士、研究者、宗教者、学生、市民など、立場を超えて、みんなで死刑について考えます。

日時:2022年12月23日 13:30 ~ 2022年12月23日 18:00

会場:龍谷大学深草キャンパス 3号館301教室

【プログラム】
テーマ:死刑執行の現場から 〜絞首による死刑は廃止できるか?〜
スケジュール:
【第1部】死刑とはどんな刑罰なのか? 
13:30-13:45 企画の趣旨「死刑を考える1日について」(石塚伸一)
13:45-14:15 死刑とはどういう刑罰か 「絞首刑」(制作・大阪弁護士会)の上映
14:15-14:45 龍谷大学の死刑への取り組み 2015年7月シンポジウム「宗教教誨の現在と未来~日本人の宗教意識~」記録映像の上映
14:45-15:00 質疑応答

15:00-15:15 =休憩=

【第2部】みんなで死刑について考える
15:15-15:45 対談
 話し手:元刑務官(本学卒業生)/聞き手:堀川恵子さん(ジャーナリスト、ノンフィクション作家)
15:45-16:00 質疑応答
16:00-16:45 リレートーク「いま、死刑は動いている」
 ナビゲーター:石塚伸一
 ・弁護士から見た死刑執行 | 金子武嗣・弁護士「大阪地裁の3つの国賠訴訟」
 ・キリスト者から見た死刑 | 五十嵐弘志・NPO法人マザーハウス理事長「ローマ教皇と死刑」
 ・研究者から見た死刑 | 石塚伸一・本学法学部教授「死刑との出会い」

16:45-17:00 =休憩=

【第3部】みんなで死刑について考え、そして、語りましょう
17:00-18:00 フリーディスカッション

お問合せ:犯罪学研究センター
[Tel] 075-645-2184 
[E-mail] crimrc.ryukoku@gmail.com

主催:石塚伸一(龍谷大学法学部教授)
共催:龍谷大学犯罪学研究センター
イベントページ https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-11493.html

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