[pdf-embedder url=”https://motherhouse-jp.org/wp-content/uploads/2023/01/NPO法人マザーハウス主催-対談イベント.pdf”]

 

日時:2023年2月18日(土)14時〜17時

会場:聖イグナチオ教会内 ・ ヨセフホール
東京都千代田区麹町6-5-1
JR中央線∕東京メトロ 丸の内線・南北線 四ツ谷駅徒歩1分

二度と同じ過ちを犯さぬよう反省しなければならない。多くの人がそう考えるのではないでしょうか。
家庭でも学校でも、間違いを犯せば反省させられる(反省を求める)と思います。
しかし、臨床教育学博士で累犯受刑者の更生支援にも尽力された、故・岡本茂樹氏は、著書『反省させる と犯罪者になります』(新潮新書、2013)で、『犯罪者に即時に「反省」を求めると、彼らは「世間向 けの偽善」ばかりを身に付けてしまう。犯罪者を本当に反省に導くのならば、まずは「被害者の心情を考 えさせない」「反省は求めない」「加害者の視点で考えさせる」方が、実はずっと効果的なのである』 (新潮新書『反省させると犯罪者になります』内容説明より抜粋)と提言しています。 刑務所での反省は更生に繋がっているのでしょうか。「反省=更生」なのでしょうか。 司法と福祉及び当事者の目線での反省と更生とは。会場の皆様とも議論できればと思います。

登壇者

水藤昌彦 教授

山口県立大学社会福祉学部教授。専門は司法福祉、フォレン ジック・ソーシャルワーク、刑事政策。 (略歴)2001年からビクトリア州政府ヒューマン・サービス省 にて、障害のある犯罪行為者への対応などに関わる。 2008年より社会福祉法人北摂杉の子会勤務を経て、2011年 山口県立大学社会福祉学部准教授。2017年より現職。 独立行政法人国立のぞみの園参事を兼務。 (著書)主な共編著書に『当事者と援助者の「共助する関係」 ―刑事司法領域における対人援助の基本』(現代人文社、 2020 年)、『「司法と福祉の連携」の展開と課題』(現代 人文社、2018 年)など。

森久智江 教授

立命館大学法学部教授。専門は犯罪学、少年法、刑事訴訟法。 (略歴)九州大学法学研究院助教、立命館大学法学部准教授を経 て、2017年より現職。犯罪をした人の社会復帰と犯罪現象に 向き合う社会のあり方について、Restorative Justice (修復 的司法)観点から研究。近年は主に犯罪をした障がいのある人 への対応に重点をおいて研究を続けている。 (著書)主な共著として、『「司法と福祉の連携」の展開と課 題』(現代人文社、2018)、『司法の期待に福祉はどう応え るのか~福祉の自立性と司法との連携~』(2016年、独立行 政法人国立重度知的障害者施設のぞみの園)など

五十嵐弘志(NPO法人マザーハウス理事長)

1964 年生まれ、栃木県出身。前科 3 犯、受刑歴 20 年。出所後にカトリックの洗礼を受け真の愛 と赦しを実践するため 2014 年 5 月 NPO 法人 マザーハウスを設立。現在、全国の受刑者との 文通プロジェクト、出所者の生活、就労サポー ト及び、大学や更生保護団体などの講演活動に おいて犯罪被害者支援、出所者の再犯防止に向 けての提言を続けている。

 

お問合せ

五十嵐 弘志 (特定非営利活動法人マザーハウス理事長)
電話 080-3729-0067
メール info@motherhouse-jp.org