日時:2019年11月3日(日)午前9:00〜12:00

場所:龍谷大学紫光館 4F 法廷教室
所在地:龍谷大学深草キャンパス内  京都府京都市伏見区深草西浦町1
アクセス:京阪本線「龍谷大前深草」駅から西へ徒歩約15分/京都市営地下鉄烏丸線「くいな橋」駅から東へ徒歩約7分/最寄りのバス停:市バス「竹田久保町」
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*入場無料・申込不要

 

趣旨

刑事事件は,「加害者」と呼ばれる者とその関係者にとっても,「被害者」にとっても,そして,無実なのに「加害者」とされた冤罪被害者にとっても,深い闇の底で強烈な渦に巻き込まれるような過酷な経験です。本来,刑事裁判は,これらの人びとにとっての「解決」や「救済」,すなわちトンネルを抜け出た先に光さす未来をもたらすものでなければならないはずです。しかし,現実の刑事裁判をめぐる制度はそのような機能を十分に果たすことができていません。

この「深いコップの中の嵐」の渦中にいる人びとを,「コップの縁」,すなわち制度の外延部分からまなざしを注ぎ,ともに歩み,支えている人たちがいます。

「コップの縁」で生きる人たちは,さまざまな立場で,さまざまな渦中のひととかかわり,日々の奮闘の中でときに歓喜し,ときに苦悩します。その姿そのものが,刑事司法をめぐる法や制度に課題を突きつけ,示唆を与えるのです。  「コップの縁」から中心を覗き,この国の刑事司法を考える場として,本シンポジウムを企画しました。

スピーカー

阿部 恭子 (特定非営利活動法人 WorldOpenHeart 代表)

鴨志田 祐美 (弁護士)

中本 忠子 (特定非営利活動法人「食べて語ろう会」理事長。元保護司)

山口 由美子 (西鉄バスジャック事件 被害者)

五十嵐 弘志 (特定非営利活動法人マザーハウス 理事長)

司会:森久 智江 (立命館大学法学部・教授)

 

主催::JST/RISTEX(社会技術研究開発事業)「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」領域 「 多様化する嗜癖・嗜虐行動からの回復を支援するネットワークの構築」ATA-net(代表・石塚伸一)、龍谷大学ATA-net研究センター
共催:APS研究会、NPO法人マザーハウス 
協力:龍谷大学犯罪学研究センター

 

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