シンポジウム「それぞれの生きづらさ」

 

日時:10月1日 ( 土 ) 午後2時00分~5時00分 (開場 1時30分)
場所 : 聖イグナチオ教会内 ・ 岐部ホール404号室 (定員100名)

内容紹介

刑罰は犯罪を抑止することができるだろうか。死刑になりたいと犯罪をする人もいる。罪を犯す人の中には社会で生きづらさを抱えていることが珍しくない。ではどうするべきか?被害者も加害者も生まない社会の実現は可能であろうか。同じ「人間」としてお互いを尊重して語り合うことが大切と考える4人が現代社会に必要なことについて語り合う。

 

パネリスト

田村 勝弘(たむら かつひろ)
平成8年4月、法務教官を拝命。以来、少年院、累犯刑務所、少年鑑別所に勤務し、現在は川越少年刑務所教育専門官として、主に就労支援指導を担当。彼らの社会復帰に際して、就労はとても重要なことと理解しつつもリハビリテーションも必要かと悩んでいる。いずれにしても、彼らにとって楽しみである社会復帰を後押しし、孤立することなく改善更生を続けられるように影ながら応援している。

丸山 泰弘(まるやま やすひろ)
立正大学法学部教授。博士(法学)。民間で唯一の刑事政策・犯罪学を専門とする研究所施設「龍谷大学矯正・保護総合センター」で博士研究員。2017年にUniversity of London、2018 – 2020年にはUC Berkeleyで客員研究員。市民の、市民による、市民のための刑事政策をモットーとする。2016年に守屋研究奨励賞受賞。

風間 暁(かざま あかつき)
保護司。自らの逆境的小児期体験と薬物依存症等の経験をもとに、困難に立たされている当事者と各種専門家の間を繋ぎながら、社会や政治に働きかける活動をしている。NPO法人ASK社会対策部薬物担当。一般社団法人スワローポケット代表理事、NPO法人カケルとミチル代表理事。令和2年度「こころのバリアフリー賞」個人賞受賞。

五十嵐 弘志(いがらし ひろし)
NPO法人マザーハウス代表。前科3犯、受刑歴のべ約20年。獄中で主イエス・キリストと出会い、回心する。「神の愛の宣教者会」の修道女との交流にきっかけに、マザー・テレサを信仰の母とする。出所後、真の愛と赦しを実践するため、「民間非営利団体マザーハウス」を設立。以後、受刑者や出所者のケアとともに、イエス・キリストの愛を伝えている。

 

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