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元刑務官×元受刑者 「更生のために今、刑務所ができること」坂本敏夫(元刑務官、作家)×五十嵐弘志(NPO法人マザーハウス理事長)

司会:風間勇助(NPO法人マザーハウス理事)

日時:2022年3月26日(土)14時〜
Youtubeにてライブ配信予定  https://youtu.be/udHW2qrtEFQ

元刑務官が見ていた刑務所、元受刑者が見ていた刑務所、そこはどのような場所や制度だったのか。
それぞれの立場から、刑務所が更生の場となっていくための課題はどこにあるのかを語ります。
刑務所という場所や制度を大きく変えていくことは困難かもしれません。しかし、何か変えていける可能性はあるのか、どのように変えていくことが望ましいのか、これからの刑務所のあり方まで議論していきたいと思います。

 

登壇者プロフィール

坂本敏夫(元刑務官、ノンフィクション作家)

1947年生まれ。広島基町高校卒、法政大学法学部中退。1967年1月1日 大阪刑務所管理部保安課に採用される。同所で夜勤看守、警備隊員、工場担当、夜勤監督部長などを歴任。1972年神戸刑務所管理部保安課・夜勤係長、警備係長、工場処遇係長を歴任。1976年、大阪刑務所管理部保安課・工場処遇係長、1977年に法務省に転任。東京矯正管区矯正専門職。以後、長野刑務所、東京拘置所、甲府刑務所、黒羽刑務所で課長を歴任。1994年、広島拘置所総務部長を最後に退官。
著書は『死刑執行人の記録』(光人社)、『元刑務官が明かす死刑のすべて』(文春文庫)、『刑務所』(PHP研究所)、二条睦のペンネームで『死刑台の女』(角川春樹事務所)など多数。
刑務アドバイザーとして『13階段』『愛の流刑地』『踊る大捜査線』など。アドバイザー兼役者として『父と子の旅路』『休暇』など多数の映画、TVドラマにも出演している。

 

五十嵐弘志(NPO法人マザーハウス理事長)

1964年2月10日生(栃木県)。前科3犯、受刑歴約20年。獄中で主イエス・キリストと出会い、回心。受刑中に国際弁護士佐々木満男先生が身元引受人となったことを契機に、司祭、修道女、牧師との交流を深め、文通、面会、本の差し入れなどを通してキリスト教を学ぶ。出所後にカトリックの洗礼を受け、祈りと真の愛の実践をめざして受刑者や出所者のケアに奔走。2014年5月にNPO法人「マザーハウス」を正式に立ち上げ、現在、全国の受刑者との文通プロジェクト、出所者の生活、就労サポート、大学や更生保護団体などの講演活動において犯罪被害者支援、出所者の再犯防止に向けた提言を続けている。